生涯“サラバンジ”を願って 伊江島で赤ふんまつり

2016年6月28日(火)放送分

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

浦添市茶山自治会一世の男性15人で構成する
「茶羅蛮児紅楽部(さらばんじくらぶ)」のメンバー11人が
このほど、1泊2日の日程で伊江島を訪れ、
赤いふんどしを締めて1年間の罪を払い、健康や幸せを願う
禊祓い(みそぎはらい)の儀式「赤ふんまつり」を伊江ビーチで行い、
ますます元気に過ごしていくことを互いに誓いました。

結成13年の紅楽部は、年齢を重ねて
「真っ盛り・最盛期」を意味する沖縄方言の「サラバンジ」に
漢字を当てて名付けたもので、
86歳の最高齢者を含む平均年齢78歳の
気が置けない仲間が集います。

年1回、県内各地を訪れて赤ふんどし姿で儀式を行い、
今回で10回目の節目を迎えましたが、タッチューがそびえたつ、
自然豊かで独特の歴史を持つ離島の伊江島の地を最後と決め、
儀式を終えます。

儀式では、神職の資格を有するメンバーが
「祓詞(はらえことば)」を読み上げて祈祷し、
お神酒を交わして海で身を清めました。
儀式の後は恒例の「川柳を詠む会」を、
「伊江島」と「タッチュー」をテーマに開き、
「幸あれと 赤ふん禊ぐ 伊江の浜」を1位に選びました。

紅楽部の(79)歳の男性は
「部の新たなスタートに伊江島を訪れたことは非常に有意義だった。
今後も介護のない健康な人生を過ごしたい」と語りました。

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