「平和(ふぃーわ)ぬ世界(しけー)どぅ大切(てーしち)」

今日の担当は、糸数昌和先生です。

琉球新報の記事から紹介します。

今月23日の「慰霊の日」に行われる沖縄全戦没者追悼式で、
詩の朗読をする金武町立金武小学校6年生の仲間里咲さんが
おととい、校内で開かれた会見に出席し、
自らの作品「平和(ふぃーわ)ぬ世界(しけー)どぅ大切(てーしち)」に込めた思いを語り、

「戦後71年、私たちは平和な社会をつくらないといけない」
と強調しました。

仲間さんは、詩ではセミの鳴き声を
「平和の素晴らしさ尊さを私達に知らせている」声だと捉え、
「希望を込めて平和の願いを蝉とともに叫ぼう」と、平和の大切さや尊さを訴え、

沖縄については、
「オスプレイが飛んでいるのを見て『今は平和なのか』と考えることがよくある」と話しました。

また、戦争を経験したことを語る祖父とのやりとりを描く中で、
祖父が戦時中に負傷した左腕の痛みから、
戦争の傷痕や祖父の思いをつづりました。

仲間さんは、戦時中に海軍に属していた祖父は
「『戦争は何度もいらない。
 今の平和な世界にありがとう、と言うんだよ』と話したので、
『平和な世界は大切』という言葉を題名にした。
 方言だと、祖父の言葉がもっと伝えられると思った」
と説明しました。

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