『沖縄観光の父』の像 那覇空港でお披露目

2016年6月7日(火)放送分

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

「沖縄観光の父」と呼ばれる
故・宮里定三氏のブロンズ像がこのほど完成し、
那覇空港の見学者デッキに設置されました。

宮里氏は1912年に羽地村、今の名護市真喜屋に生まれ、
1941年に県内最初のホテル「沖縄ホテル」を設立し、
総支配人に就任しました。

那覇市観光ホテル旅館組合初代組合長や、
県ホテル旅館環境衛生同業組合理事長、
県観光連盟会長を歴任し、
観光業界のトップとして、
観光客数が落ち込んだ時代には
自らキャラバン隊を率いて県外や海外に出向き、
観光客の誘致活動を積極的に行いました。

宮里定三顕彰事業実行委員会は
ブロンズ像の設置に合わせて、記念誌千冊を発行しましたが、
照屋会長は「感無量だ。
今、沖縄の観光業は右肩上がりで伸びているが、
その礎を築いたのは定三さんだ。
ブロンズ像設置を機に沖縄観光をさらに飛躍させたい」
と話しました。

また、宮里氏の長男の宮里一郎氏は
「この日を迎えられたことを父も喜んでいると思う。
沖縄は今、着実に観光客数1千万人に近づいている。
一歩一歩進めば沖縄は世界に負けない観光地になる」
と話しました。

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