浦添署で署員らがハブ講習会

2016年5月11日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

ハブにかまれる人が多くなる季節を前に、
浦添署でこのほど、署員を対象にしたハブ対策の講習会が開かれ、
県衛生環境研究所の寺田考紀主任研究員を講師に
危険な種類の見分け方を学んだほか、
毒のないアカマタを使って捕獲の実践を訓練しました。

寺田研究員は、ハブ、サキシマハブ、
ヒメハブ、タイワンハブをそれぞれ写真で紹介しながら
「頭が三角形のものがハブとよく言われるが、
紛らわしいものもいる。背中の色と模様も見てほしい」と、
毒の有無をしっかり見極めて対応するよう促しました。

また、体長のおよそ半分が跳んで攻撃できる距離であることを説明し
「間合いを取ることが大事」と強調しました。

さらに、かまれた場合は助けを呼び、
急性アレルギー症状が出ることもあることから、
車の運転など1人で行動しないことが大切と説明しました。

署員らは実際のハブを見た後、毒のないヘビで捕獲を練習し、
専用道具を使い、動きを制御しやすい、
頭から体長の3分の1程度の部位を挟んで捕まえることを体験しました。

浦添署地域課の崎浜課長は
「ハブの捕獲は昼間は役所に連絡し、
夜間など緊急の場合は警察に連絡してほしい」と呼び掛けました。
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