浦添署・崎原署長 音楽で交通事故防止を

2016年4月26日(火)放送分

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

事件事故の防止や被害者支援への訴えを
自作の曲に乗せて発信する歌う署長が
この春、浦添署に赴任しました。
崎原永克さん(55)歳で、
「言葉ではなかなか伝わらないことが、
音楽に乗せるとすっと心に入っていく」
と話しており、
今後も歌でメッセージを届けていく考えです。

崎原さんは、中学からギターをやっていましたが、
事件事故の防止に向けて初めて曲を作ったのは
「全てに衝撃を受けた」という22歳の警察学校時代で、
死亡事故の現場で花を供える女性を目にし、
飲酒運転根絶を訴える
「ガードレールに花添えて」を作りました。

県警広報相談課の初代・被害者支援室長となった時は、
多くの被害者に接し、遺族について曲にした
「ひとりで悲しまないで」をチャリティーコンサートで歌いました。
「ひとりで悩まないでひとりで苦しまないで」
「そっと手を差しのべてあげるから」などの詞に、
遺族の苦しみや「社会全体で被害者を支える」
とのメッセージを込めました。

女性の安全を守るための歌は、これを基にポスターが作られ、
他府県からも利用の希望があるということです。
「音楽で伝えると反応が全然違う」と
話す崎原署長は
「浦添に関する歌も作りたい」と意気込んでいます。
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