離島でも卒業式

方言ニュース
2016年3月21日(月)

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報ニュースからお伝えします。

3月は旅立ちの季節。
地元に高校の無い離島の中学卒業生のほとんどは、
進学などのために
親元やふるさとを離れます。

卒業式の風景にも、
別れを惜しみ、門出を祝福する
それぞれの思いが色濃く表れます。

伊江中学校では第68回卒業式が
このほどおこなわれ、
卒業生53人が家族に見守られながら
宮里校長先生から卒業証書を受け取りました。

仲間とともに歩んできた道や
これから突き進む道に心を込めて
卒業式のテーマは「歩跡(みち)」。

卒業生を代表して友寄媛乃(ひめの)さん(15歳)が
「お父さんはいつも楽しい話で笑わせて、
お母さんはおいしいご飯を準備してくれてありがとう。
島を離れて暮らすのはさびしいけど、
これからも温かく見守ってください」
と涙をぬぐいながら気持ちを伝えました。

卒業生は4月から親元を離れて
離島ならではの「15の旅立ち」を迎え、
本島内での生活が始まります。
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