白梅之塔でひなまつり会

方言ニュース 
2016年3月14日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。
白梅同窓会は今月3日、
沖縄戦で亡くなった県立第二高等女学校の生徒や教職員らの名前が
刻まれている糸満市の白梅之塔で
ひなまつり会を開きました。

ひなまつり会は20年程前から
戦没者を慰霊するために
行われていますが、
3年前からは平和を願う会の思いに
共感する多くの人たちも
参加するようになりました。

ことしは、
福島県の桜の聖母学院中学校2年生や
兵庫県の46歳の男性らおよそ50人が
参加し、ひなまつりの歌を合唱し、

75年前は激戦地だった地に平和を願う
明るい歌声が響き渡りました。

中学校は元白梅学徒隊の中山きく会長や同窓生との出会いをきっかけに、
3年前からひなまつりの日に合わせて
沖縄を訪れているもので、
生徒たちはひなまつり会の前日には、
中山会長の戦争体験を聞きました。

女子生徒は「本で読んだことはあったが、
実際に話を聞くと生々しくて、
胸がいっぱいになった。
沖縄で命の尊さを学んだ。
二度と戦争は繰り返したくない」と話し、
中山会長は「たくさんの若者たちが
参加してくれて頼もしく思う。
平和な国をつくるために頑張ってほしい。
私たちもできる限り戦争体験を
伝えていく」
と語っていました。(了)

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