与那国馬、横浜の博物館へ

2016年3月4日(金)放送分

今日の担当は、糸数昌和先生です。

琉球新報の記事から紹介します。

今帰仁村の高田農場で育てられている
国内在来馬の一種「与那国馬」の雌1頭が
今月、飼育展示用として横浜市の馬の文化学習交流拠点の
馬の博物館へ贈られることになりました。

農場代表の高田勝さんは
「全国にその存在を知ってもらう良い機会。
 子どもとの触れ合いを通し、
 種の保存や周知にもつながってほしい」
と沖縄の馬文化発信に期待しています。

馬の博物館は、
馬文化の伝来や馬と人との関わり方、競馬の成り立ちなどを紹介しており、
今回博物館に贈られるのは1歳の「琉」で、

体高124センチ、体重はおよそ180キロあります。 
高田代表は種の保存を研究テーマとして
肉用牛の飼育や出荷のほか、
島豚の今帰仁アグーや
島ピージャー(ヤギ)、などを育てており、
「在来」を途絶えさせずに経済性をどう持たせるかを課題に取り組んでいます。

普段は長男が中心となって動物の世話や営業などを行っており、
農場の研究員でもある次男がサポート役で、
2人は
「その土地で何が求められていたのか、
 在来動物を通して家畜の歴史や文化を感じ取ってほしい」
と述べました。

博物館の関係者は
「新しい馬が入ることを楽しみにしている」
と話しています。

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