2016年2月5日(金)放送分
今日の担当は、糸数昌和先生です。
琉球新報の記事から紹介します。
沖縄工業高校建築科の生徒がこのほど、
沖縄の伝統的な建築技術である赤瓦ぶき作業に、
現代の名工から指導を受けながら挑戦しました。
建築科の生徒9人は「沖縄の建築環境」をテーマに1年間の課題研究に取り組み、
そのまとめとして瓦ぶきを体験したもので、
瓦、しっくいともに手作りし、片(かた)流(なが)れの「小屋組み」の上に瓦を並べました。
3年生の宮城太清(みやぎ・たいせい)さんは
「赤瓦の建物は、しっくいを作る人や、
瓦を載せる基礎となる軸組(じくぐみ)を造る人など、
一人ではなく多くの人が関わって完成する建物だと知った。
身近に首里城など世界遺産がたくさんあるので建物を大切にしていきたい」
と感想を語りました。
生徒を指導した現代の名工の山城富凾(やましろ・とみじょう)さんは
「若い人が興味を持ってくれてうれしい。
沖縄の大事な伝統文化なので、後継者を育てる上でも実体験を積むことは良いことだ」
と、目を細めて話していました。