県内各地で年越し準備

方言ニュース 
2015年12月28日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

クリスマスも終わり、県内各地では
年越しの準備が本格化していますが、
中城村登又では子どもたちや
地域住民らがこのほど、
リュウキュウマツや竹など地元の材料を
使った門松を
「いいお正月を迎えられますように」
との願いを込めて製作しました。

要らなくなったござを活用してごみ箱や
空き缶に巻き付け、中に砂を入れて
飾り付けて手作りの門松が完成し、
9歳の女の子は「初めて作ったので
松を飾るのが難しかった。
お正月に家族みんなでご飯を食べるのが楽しみ」と
新年を待ち望んでいる様子でした。

一方、国頭村辺戸の若水を首里城に
献上する伝統行事
「美(ヌー)御水(ビー)の奉納祭」が
このほど、那覇市の首里城で行われ、
王府の役人にふんした男性が、
首里城正殿裏で待ち構えていた
高級女神官の阿母(あむ)志(し)良(ら)礼(れ)役の女性に
若水を献上し、来る年の平和と御万人の健康長寿を祈りました。

この行事は戦前に途絶えていましたが、
1998年に復活しました。
当初は若水をバスで運んでいましたが、
去年から国頭村辺戸から首里城まで人が走って若水を運ぶ
「若水役伝」も再現しており、
首里城を訪れた観光客らは、
厳かな儀式に見入り、
写真や動画に収めていました。
再生