21世紀の森公園で野良猫の不妊手術実施

2015年12月16日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報ニュースです。

公益財団法人どうぶつ基金はこのほど、
名護市の21世紀の森公園にすみ着く
野良猫137匹の不妊手術を無料で実施しました。
基金による猫の不妊手術は県内で3回目で、
公園内の猫の不妊手術は初めてです。

野良猫の苦情などを受けていた
名護市が基金に要請したもので、
獣医師3人とスタッフ3人が施術に当たったほか、
地元のボランティア「琉球わんにゃんゆいまーる」の
メンバーも猫の捕獲や施術の作業に協力しました。

去る1日にはおよそ50匹の猫が
市労働福祉センターの部屋に集められ、
最初に麻酔を打ち、感染症予防の
ワクチンやノミ駆除なども行った後、
不妊手術を実施しました。

手術は1匹およそ5分で終了し、
施術が終わった猫の印として、
耳に切り込みが入れられました。

また、施術に先立ち、基金のスタッフやボランティアメンバーが
公園内で猫の生息状況を確認し、
猫の餌やりをしている人に声掛けなどをしました。

基金の佐上邦久理事長は
「野良猫の盛り声やふん尿の苦情が多いが、
不妊手術をすることでほとんどが抑えられる。
公園で耳に切れ込みが入った猫を見つけたら、一代限りの命で
あるということを分かって大事にしてほしい」と話しました。
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