楚辺集落でつばきの植樹祭

方言ニュース 
2015年11月30日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

「育てよう椿の森 100年の恋」を
テーマにした植樹祭が、このほど、
読谷村楚辺の飛び地で財産地である
座喜味の横田屋(よこたや)原(ばる)で行われ、
楚辺集落の住民が
100本の苗木を植え付け、
将来ツバキが生い茂る森を思い描きました。

横田屋原はまき取りなどで楚辺住民が
利用してきた入会地として
受け継がれてきた土地で、
主催団体の椿の森を実現させる会が
去年5月に発足し、会員が自宅で
1年半にわたって苗木の育成に取り組み、
この日の植樹となりました。

実現する会の我謝会長は
「横田屋原は先祖が大事に残してくれた緑豊かな土地。
100年単位でものを考えようと
取り組んだ。
子や孫には花をめで、種は油など加工品にして
地域おこしに役立ててもらいたい。
最低でも千本は植えたい」
と話しました。

沖縄椿協会によりますと、「ツバキは沖縄でもともと自生していて、
防風林として役立てられた。
県内の産業として
前途有望で、植樹が各地で行われており、
これを機に20年かけて沖縄を
ツバキアイランドにしたい」
と話しました。

楚辺自治会の池原区長は
「子や孫にこういう形で土地を残していくことは
意義あること」と話し、
植樹に汗を流しました。

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