浦添3小学校で衣類交換会

2015年12月9日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報ニュースです。

浦添中学校の区域にある浦添、沢岻、前田の
3つの小学校が連携したPTA事業「ハッピーギフトを届けよう」で、
各校が先月集めた衣類の交換会がこのほど行われ、
「冬場でも薄着で過ごすような子どもたちに衣類を贈ろう」
との呼びかけに、273点の衣類が集まりました。

衣類は3校で分配し、活用するほか、
福祉施設への提供も予定しています。

衣類は新品同様の「美品」を条件に、
小学生が使用する大きさで提供を呼びかけ、
同じ学校内で回収、提供すると「自分のお古を着ている」など、
いざこざが想定されるため、学校単位で交換しました。

前田ゆぶしが丘児童センターの宮城光子館長は
「着ている服に引け目を感じて自己肯定感が低くなったり、
 いじめの対象になったりする。
洋服が新しくキラキラしていたら前向きにもなれる。
自信や生きるパワーにつながってほしい」
と期待しました。

一方、一部に「貧しい人にあげるんでしょう」など、
子どもたちに差別意識を生む声も出て、対応に苦慮する面もあり、
浦添小学校PTAの梁裕之(りょうひろゆき)会長は
「手渡す方法は大人数を対象にした大おさがり会にしてもいい。
助けが必要な子どもたちがハッピーになってほしい」
と強く願っています。
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