島くとぅば大会大盛況!

2015年12月2日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報ニュースです。

恩納村老人クラブ連合会主催の
「語やびら島くとぅば大会」がこのほど、
村コミュニティーセンターで開かれ、
去年から始まった大会は口伝えで評判を呼び、
用意した150の椅子も追加を出すほどの盛況ぶりでした。

語り手は村内各字の老人クラブ会員で、
北の名嘉真から南の宇加地まで
南北に縦に長い恩納村の各地域に伝わる「島くとぅば」で、
祭りなどの伝統行事や子ども時代の思い出を語りました。

中でも、恩納区には「パピプペポ」を使った言葉があるということで、
那覇を「なふぁ」ではなく「なぱ」と言うなど、
地域独特の言葉の紹介もありました。

また、語り手は高齢の男性ばかりでしたが、会場は女性の方が多く、
使い慣れた地域の言葉で茶飲み話をするように身ぶり手ぶりで気楽に語りました。

中には途中で間違えたり、
標準語が入り交じってチャンプルーの話し方になったりするなど、
会場は終始笑いと拍手に包まれ、
1人5分の持ち時間も、興に乗って20分になる話もありました。

新門信雄会長は
「まるでお笑い大会みたいだったが、
語り手も観客も十分に楽しんだ。
各地域のしまくとぅばの継承に役立てばいい」と満足げに話していました。
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