横浜で古典音楽の音源などが発見される

方言ニュース
11月5日  放送分
今日の担当は 伊狩典子さんです。

横浜で古典音楽の音源などが発見される

琉球新報の記事から紹介します

神奈川県横浜市で芸能活動をしている松田良一(よしいち)さん、美律枝さん夫妻が
このほど、舞踊研究所から見つかった古典音楽や民謡、組踊が記録された音源を
南風原文化センターに寄贈しました。1948年頃から1970年頃までの間に
記録されたとみられ、川崎市などで琉球芸能の普及に貢献した、山入端つるさんの歌声が
確認されました。今年6月、辻の芸能者を研究している仲村善信さんからの依頼で音源を探していたところ、稽古場の押し入れから、箱に保管されたオープンリール25本が
見つかりました。山入端さんが歌っているのは8曲ほどで、その他は男性や男女一緒の歌声が記録されています。

仲村さんは「山入端さんの声にほぼ間違いない」と語り、良一さんは
「私の師匠は山入端さんの地謡で踊っていた時期がある。沖縄芸能の貴重な宝であってほしい。」と話しました。

南風原文化センターは古典音楽や民謡の歌声を記録したSPレコードを600枚から700枚を保管しており、見つかった音源は業者に依頼し、CDに録音したということで、
「誰でも聴けるように検索機能を整え、整理していきたい」としています。

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