座間味村で伝統行事「キタノボリ」

2015年11月9日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

座間味村の座間味、阿真、
阿佐の3つの字区でこのほど、
伝統行事「タキノボリ」が区民総出で行われ、
区民らは朝早くからごちそうをつくり、
阿佐区の山頂にある拝所で、
山の神々に家内安全、五穀豊穣、
航海安全などを祈願しました。

この行事は琉球王朝時代の蔡温の時代に、
森林を保護するために行われたと伝えられており、
300年近くの伝統があります。

この日、
住民らは阿佐区にある4つの拝所を訪れ、
山の神々に祈り、
ことし生まれた子どもたちが
山の神々に報告され、
健康に育つようにと祈願しました。

さらに、ことしは広島から引っ越してきた
山川泰広さん(34)歳の6歳の長男と
4歳の長女が初めて登山し、
参加した人たちに報告され、
祝福を受けていました。

座間味村では近年、
県外からの移住者が増えており、
人口の半分にも達していることから、
住民らは「タキノボリ」の行事も
 「いい意味で雰囲気が変わるのでは」と
話しているということです。
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