2015年9月21日(月)放送分
担当は糸数昌和さんです。
琉球新報ニュースです。
敬老の日を前に
厚生労働省が公表した集計で、
今年初めて100歳以上の高齢者
「百寿者」が6万人を突破しました。
医療の進歩や衛生環境の向上で
平均寿命が延びており、
2050年ごろにはおよそ70万人に
達するとの推計もあります。
東京都健康長寿医療センターの
増井研究員は百寿者の性格的な特徴として、
「誠実で好奇心が旺盛。
また社交性が高い人が多い」と語り、
「寝たきりでも昔のことや家族のことを思い浮かべて
幸せをかんじる人もいる。
『幸せ上手』なのも百寿者の特徴の一つ」
とも解説します。
慶応大学の広瀬特別招聘教授によると、
長生きになにより重要なのは
50代から70代での生活態度で
大酒や喫煙を控えるなど、
生活習慣病の要因となるものを減らすことが
大前提だということです。
広瀬教授は、
「研究するほど、百寿者にもいろんな人がいることが
分かってきた」と語り、
今後は遺伝子と長寿の関係の研究にも
力を入れていくということです。