全国高校総合文化祭 与勝高校の宮良さん 故郷への思いを語る

方言ニュース   
2015年8月3日(月)放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

滋賀県でおとといまで開かれていた
全国高校総合文化祭の弁論部門で、
与勝高校2年の宮良千広さんは

幼いころを過ごした小浜島でなじんだ
八重山民謡をテーマに
「込められた思いを伝えたい」
と発表しました。

7歳まで小浜島に住み、
美しい自然の中で地域の人たちに温かく 
見守られて育ったという宮良さんにとって、

デンサー節は日々の暮らしで親しみ、
小さいころから大好きな歌で、
「デンサー~島唄の心」と題した発表は、
デンサー節の独唱で始まりました。

会場には島での暮らしを共にした人たちや
親戚らが応援に掛け付けました。

このうち、客席で舞台を見守った三重県の 
杉田真弓さん(37)歳は
小浜島で民宿を営んでいた宮良さんの
両親を手伝い、宮良さんが赤ちゃんの
ころから一緒に過ごし、
杉田さんが結婚した時には島の人たちが
盛大な式を挙げてくれ、
その花嫁行列の先頭を5歳の宮良さんが飾ったということで、
「成長した姿を見て涙が出た」と
目元を拭いました。

宮良さんの母親の千加さん(44)歳は
「娘の発表は生まれ育った島を誇りに思い、
伝えていることかがうれしかった。
娘も応援にきてくれたみんなも、
島が大好きという気持ちは同じ」と目を細めていました。

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