県内の若い世代の飲酒依存率高め

2015年7月22日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報ニュースです。

県が実施した飲酒に関する調査で、
沖縄の若い世代の依存率が
極めて高いことが明らかになりました。

県内でアルコール依存症が疑われる人の割合は
20代男性で12・2%、
20代女性が7・6%でしたが、
全国では20代男性が1・4%、
20代男性は1・7%にとどまります。

一方、県内の20歳から69歳の男女では、
アルコール依存症が疑われる人の割合が
全国に比べ男性は2・3倍、女性は5・7倍多く、
深刻な状態が明らかになっています。

通常飲む量の比較では、全国が男性全体の
平均で3・09ドリンク、
20代男性は4・12ドリンクなのに対し、
県内の男性平均は8・58ドリンク、
20歳男性は10・56ドリンクと
2倍以上に高くなっています。

女性も全国は全体の平均が5・33ドリンク、
20代の2・53ドリンクに対して、
県内は全体平均が5・33ドリンク、
20代は7・40ドリンクとかなり高くなっています。

鳥取大学医学部の尾崎米厚(よねあつ)教授は
「全国では若年層の問題飲酒は減っており沖縄との差は顕著で、
中高年と合わせて若い人への対策が必要だ。
若者が一度に大量に飲酒するような飲み方は
犯罪や事故に結びつきやすく、常習的な大量飲酒にもつながりやすい」
と警鐘を鳴らしています。
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