「ノグチゲラの親子」写真絵本を出版

2015年7月21日(火)放送分

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

イラストレーターで、
名護市の渡久地豊さんが、
県鳥で国の特別天然記念物の
「ノグチゲラ」の親子を描いた
写真絵本を出版しました。
2011年5月の繁殖期に
出会った親子が主人公で、
台風で営巣木が倒木した後も、
2羽のひなが無事に巣立つまでを
写真で紹介している命の物語です。

本のタイトルは
「ノグチゲラの親子」。
「タッタララララ・・・、
 コッコロロロロ、
 ここは沖縄やんばるの森、
 どこからともなく木をたたく音が
 聞こえます」
で子育ての写真絵本が幕を開けます。
やんばるの森のイタジイの木で
5個の卵のうち2個の卵から
新たな命が誕生し、
そのひなに雌の親はコオロギの仲間や
カミキリムシなどの幼虫を、
雄の親は主にセミの幼虫や
地面に潜んでいるクモなどを
巣に運ぶ様子を写真で捉えました。

渡久地さんは
「親鳥でも雌と雄で役割分担して
 餌を与えている。
 森で生きていく知恵がある。
 広く知られていない
 生態に触れることで、
 ノグチゲラを身近に感じてほしい」
と話し、
「小学生への読み聞かせ用に、
 地元の鳥を紹介する本を探していた。
 この本がその役割を担ってくれればうれしい」
と話しています。

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