「世界の兄弟へサンシンを贈る運動」を展開

2015年7月14日(火)放送分

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

世界若者ウチナーンチュ大会が
9月にフィリピンで開催されるのに伴い、
世界若者ウチナーンチュ連合会などが
「世界の兄弟へサンシンを贈る運動」
を展開しています。

去年のドイツ大会で初めて寄贈し、
今年もフィリピンの県人会に
10丁から20丁を贈ろうと
三線提供を呼びかけています。
フィリピンの移民は1904年に始まり、
県人会の設立はおよそ30年前で、
県系人はおよそ1800人いるとされ、
三線の奏者は2人いるということです。
連合会の崎浜秀吾さんは
「大会を通して三線の音色が
 県系人の心に浸透し、代々語り継ぐ
 きっかけになればいいと思う」
と話しました。

大会は、貧困問題の講演会をはじめ、
企業訪問、ワークショップなどが行われる計画で、
連合会の比嘉千穂さんは
「戦争の影響もあり、県系2世、3世は
 沖縄のルーツを隠して生きてきた。
 大会を機会に沖縄に興味、関心を
 持ってもらえたらいい」
と話しました。
一般参加する連合会支援実行委員会の
上原顕蔵さんは
「青年たちの活動をうれしく思う。
 現地でも支援していきたい」
と期待を込めていました。

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