座間味で新種サンゴ発見

2015年7月8日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報ニュースです。

琉球新報の記事から紹介します。
琉球大学理工学研究科博士課程の宮崎悠(ゆう)さんと
理学部のジェイムズ・デイビス・ライマー准教授らが
このほど、座間味村で新属新種の八放サンゴを
発見したことが分かりました。

2日発行の国際学術誌「ZooKeys」に掲載されたもので、
2012年7月に座間味島の阿真ビーチの
水深およそ1メートルで石の裏に付着していたのを宮崎さんが見つけ、
「Nanipora kamurai」の学名と、
「ザマミハナゴケ」の和名を付けました。

八放サンゴは一つのポリプに八つの触手を持っているのが特徴で、
一般的にソフトコーラルで柔らかいですが、
ザマミハナゴケは珍しく石灰質の骨格を持っています。

白亜紀以前に太平洋に分布していた種の
生き残りと考えられるということです。

宮崎さんは「見つけたものに名前を付けるのが夢だった」と喜びを語り、
ビーチで発見したことに「まだ調査が必要」と指摘しました。

また、ライマー准教授は
「沖縄の海は新しい発見があり、多様性がある」と話しました。

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