糸満で地域バスの実証実験スタート

2015年7月1日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報ニュースです。

糸満市は、那覇空港と摩文仁の
糸満観光農園を1日12往復する
空港直行バス「いとちゃんバス」と、
市内81カ所を大型ワゴンで巡回する
地域観光交通「いとちゃんmini」の
実証実験をスタートさせました。

55人乗りのいとちゃんバスは、
国道331号バイパスを経由して
道の駅いとまんや糸満漁港、平和祈念公園など、
市内の観光地を回ることができ、
お昼の便には観光ガイドが乗車し、観光PRを行います。

停留所は12カ所で、
那覇空港から糸満観光農園まで乗車した場合、
運賃は大人が790円で、1日乗車券は1500円です。

また、予約制のいとちゃんminiは、
公共交通機関の少ない三和・高嶺地域を中心に
80カ所の停留所を設置し、
乗り合いの大型ワゴンが停留所間を巡ります。

運行時間は午前7時から午後8時で、
利用30分前までに道の駅いとまん内の
予約センターに連絡し、行き先や時間を調整します。

料金は大人が初乗り300円で、
以降3キロごとに100円加算されます。

このほど開かれたお披露目会で上原市長は
「バスの運行で市内に点在する観光施設への移動が格段に向上する。
観光客や市民の皆さんに積極的に利用してもらいたい」と話しました。
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