島ラッキョウ皮むき器開発!

2015年6月17日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報ニュースです。

県農業研究センターは圧縮空気を使った「島ラッキョウ皮むき器」を開発し、
このほど、農家や加工業者らを集めた
実演会を開催しました。

沖縄は全国6位のラッキョウの生産地で、
土の付いた皮をむいて袋詰めする作業は
全て人力で行われており、手間がかかる上、
臭いが手に付くこと敬遠されるということです。

そこで、県農業研究センターは島野菜普及の一環として、
およそ2年をかけて皮むき器の開発に取り組みました。

直径3センチの筒に島ラッキョウを
1本ずつ差し込んで球根部分の皮を風圧で吹き飛ばし、
手作業よりも作業時間を半減できるということで、

糸満市の奈良和江さんは
「若い人は土付きの野菜を好まないので、
スーパーに出荷するには皮をむかないといけない。
畑の収穫もしながら、皮むきは朝から夜まで1日がかり。
刃物を使うので集中力が要る大変な作業だが、
この機械があればとても楽だ」と語りました。

特許を出願中で、製品化を進めるということで、
センターの玉城(たまき)麿(まろ)主任研究員は
「価格の上下動があるが、市場からはもっと売れるという声もある。
農家や加工所の省力化を支援し、販路拡大につなげたい」と
開発の狙いを語っていました。
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