今年9月に那覇市内で「危機言語・方言サミット」開催される

方言ニュース 

4月23日 放送分
今日の担当は伊狩典子さんです。

今年9月に那覇市内で「危機言語・方言サミット」開催される

琉球新報の記事から紹介します。

県と文化庁は「しまくとぅばの日」の今年9月18日、
那覇市内で「危機言語・方言サミット」を開催します。

ユネスコ=国連教育科学文化機関が2009年に消滅の危機にあると認定した
国内8言語の関係者が集まり、継承に向けた取り組みを議論するもので、
8つの危機言語は、アイヌ語、八重山語、与那国語、八丈語、奄美語、国頭語、
沖縄語、宮古語です。

危機言語サミットは去年12月、八丈島で初めて開催され、8つの言語のうち5つが
県内にあることや、行政が普及に力を入れていることから、
文化庁が沖縄開催を持ちかけました。9月19日には第3回しまくとぅば県民大会が
開催されるため、危機言語サミットの参加者に県民大会を視察してもらうことも
検討しています。また、文化庁はサミットとは別に、危機言語がある国内の地域の
行政担当者や研究者らが集い、海外の先進事例などを学ぶ協議会も今年度から始めます。

ことしの危機言語サミットの内容は今後詰めますが、文化庁は
「理想は8つの地域すべてを回って開催できたらいい。」としています。

再生