「いしじゃゆんたく市場」が20年

2015年3月24日(火)放送分

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

懐かしい雰囲気が漂う金武町の
「いしじゃゆんたく市場」は
先月で20年を迎えました。
バラックづくりの小屋の中には
新鮮な野菜、雑貨、
衣料品などが並んでおり、
会長の前田満男さん(83)歳は
「新鮮野菜と客とのゆんたくが売り。
 楽しみながら続けたい」
と話しています。

市場は1995年2月、
模合での「形が悪く売り物にならない
野菜をどうにかしたい」
との会話がきっかけで、
借り上げた区有地に建てた
2張りのテントから始まりました。

台風でテントが全壊するなど
困難もありましたが、
市場は3年で大きくなり、
今では産地直送市場の
先駆け的な存在となりました。

現在店を出す会員は51人で、
「戦後の大衆市場をイメージした」
という市場には1坪から2坪ほどの
小さな店がおよそ30店舗連なり、
安くて新鮮な野菜と楽しい会話の
やりとりが人気で、土曜、日曜には
全県から多くのファンが足を運んでいます。
店主との会話を楽しみに毎日通う
沖縄市とうるま市から通う女性は
「暇な時にお茶を飲みながら来る感じ。
 誰でもすぐになじめる雰囲気が最高」
と魅力を話しました。

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