男性も育休を シンポジウム開催

2015年3月17日(火)放送分

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

「その先に、あなたの身近な育児休業」
と題したシンポジウムがこのほど、
糸満市社会福祉センターで行われ、
マスコミや一般企業、行政で働く
3人の男性が登壇し、
男性の育児休業について
喜びや悩み、課題を語りました。

この中で、金秀商事の男性社員で初めて
育児休暇を取得した山里さんは、
「休暇中の人員確保など
 職場の協力があって取得できた。
 企業の環境整備は重要だ」
と指摘しました。一方で山里さんは、
「育休中に資格を取ろうと思っていたが
 時間のゆとりがなく挫折した」
とも話しました。

また、NPO法人「お父Ring沖縄」
事務局長の玉那覇敦也さんは、
「育休を取得した男性の多くが
 『仕事の方が楽』と言う。
 育休制度が会社にない場合は
 年休を使って3日間でも
 母親の代わりをしてほしい。
 気持ちが理解できると思う。
 母親の願いは育児技術の向上ではなく、
 『頑張っている自分を認めてほしい』
 ということだ」
と強調しました。

そして、3人は
「最終的にはイクメンという言葉がなくなり、
 男性の育児休暇が当たり前の
 社会になってほしい。
 そのために最初の1人が手を上げて
 企業を変えることが大切だ」
と締めくくりました。

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