救助用ペットボトルで人命救助

方言ニュース  2014年2月18日(水)
担当は上地和夫さんです。

琉球新報ニュースです。

川に転落してからおよそ10分間。
救命用に備え付けられたペットボトルが1人の命を救いました。
おととい午後0時28分、那覇市消防本部に
「男性が川に落ちた」と
那覇市前島の潮渡川近くを歩いていた60代の男性から通報がありました。

男性は電話口の消防隊員の指示に従い、
川沿いに備え付けられている救命用のペットボトルを
転落した男性に投げ、
転落した男性はペットボトルをつかみ、
川に浮いた状態で救助隊員の到着を待ちました。

男性は救急車で市内の病院に搬送されましたが、
命に別状はありません。
川沿いに備え付けられたペットボトルは
那覇市消防職員協議会が作った簡易救助器具で、
赤く塗られたペットボトル3本がまとめられ、
緑のひもと結ばれています。
川に転落した溺れたりした場合に浮き輪代わりに使用でき。
市内28ヵ所に設置されています。

市消防本部によりますと、
ペットボトルでの人命救助は今回が初めてだということで、
協議会の前城直也会長は
「ペットボトル1本でも人は浮く。このことを周知させていきたい」
と語りました。
再生