首里城への美御水の奉納際を再現

方言ニュース  2014年12月29日(月)
担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。
国頭村辺戸区の大川(おおかわ)でくんだ「若水」を
首里王府に献上する伝統行事
「首里城への美(ヌー)御水(ビー)の奉納祭」が
きのう、那覇市の首里城で再現されました。

行事は1998年に復活し、
大川から首里当蔵町までは若水を
バスなどで運んでいましたが、

ことし初めて、大川から首里城までの
およそ115・5キロの距離を、
参加者およそ70人が走り、
手渡しで運ばれました。

そして、きのうは、
住民ら40人余りが王府の役人やノロ、 
女官の衣装を身に着け、
首里公民館から首里城まで練り歩き、
首里城正殿裏では役人が
阿母(あむ)志(し)良(ら)礼(れ)に水を献上しました。

厳かに行われる儀式を地元住民や
観光客らが見詰めていましたが、

初めて練り歩いた保育士で、
那覇市首里当蔵町の
金城愛子さん(32)歳は
「長く住んでいたが、
参加したことがなかった。
貴重な体験を大切にしていきたい」
と話していました。 
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