写真家 山田みのるさんの写真が東京の美術館に収蔵される事が決定される

方言ニュース 

12月11日 放送分
今日の担当は伊狩典子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

1950年代から沖縄の人たちの暮らしを撮影してきた
写真家の山田實(みのる)さん96歳の写真およそ30点が、
東京都写真美術館に収蔵されることが決まりました。

山田さんの作品は、1950年から1975年ごろまでに県内各地で撮影された
モノクロの写真で、こどもたちが遊ぶ様子や、釣り具を操る老人、
那覇市内の街並み、地域の祭りなど、生活に密着した作品が中心だということです。

アメリカ軍占領下当時、県外に行くと沖縄の実情が伝わっていないことに気づき、
那覇を始め中北部に出向き、1950年代から各地を撮影したもので、
山田さんは「今、撮っておかなければという思いだった。認めていただきうれしく思う。」
と話し、県写真協会の金城会長は、
「沖縄初ではないか。県内の写真界の重鎮である山田先生の、写真に対するいちずな思いが伝わったのではないか」と語りました。

東京都美術館は改修工事中で、再来年秋にリニューアルオープンする予定ですが、
山田さんの作品展示は、現在は未定だということです。

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