渡具知さんの思い込め「葬儀と儀礼の意味」出版

2014年12月2日(火)放送分

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

仏具店や飲食店などを経営する
名護市の渡具知綾子さん(78)歳が
このほど、伝統文化の継承を目的に
著書「葬儀と儀礼の意味(沖縄の根の文化)」
を出版しました。

10年ほど前に「沖縄の年中行事」を発行し、
葬儀の一項目を設けていましたが、
今回は三十三回忌までの沖縄の法事を
その意義付けなども記して
1冊にまとめ上げました。

渡具知さんは今帰仁村古宇利島出身で、
50年以上神女を務め、
海神祭などでは豊漁や豊作を願い、
祈りをささげています。
最近は葬儀自体が簡略化されていることもあり、
各家庭でも伝統が失われている傾向があるとして、
渡具知さんは、
「むかしんちゅがされてきた風習や祈りを、
 子から孫へ伝え残していきたいと思い、
 1冊にした」
と話しました。
本は全てカラーで、118ページあり、
税込み4700円となっています。

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