医学博士 藤井さんが沖縄で講演会を開催

方言ニュース 

11月6日 放送分
今日の担当は
伊狩典子さんです。

医学博士 藤井さんが
沖縄で講演会を開催

琉球新報の記事から紹介します。

「海綿状血管腫(かいめんじょうけっかんしゅ)」という顔に腫瘍ができる病気を
2歳の時に発症し、人と異なる容貌からいじめられた経験を持つ医学博士で、
東京在住の藤井輝明(ふじい・てるあき)さんがこのほど、
国頭村の辺土名(へんとな)小学校で「今を生きる」をテーマに講演しました。

幼少期からいじめや差別を経験してきた藤井さんは
「小さいころから私をいじめてきた3人組が大人になってテレビを私の事を知り、「
驚いて謝罪に来てくれた。大人になってもいじめた方は苦しく思っていた。
いじめは絶対にあってはいけない。」と強調しました。

また、ハンディがあったことで、本や写真集を出版し全国各地で講演をできると話し、
「自分のハンディを苦にしていない。むしろ特典であって、ありがたく思っている。」
と述べました。

藤井さんは全国の学校やハンセン病療養施設などで講演してますが、
講演するきっかけとなったのは、藤井さんが熊本大学に赴任中、
隣の研究室だった読谷村出身の田島朝信(ちょうしん)先生に沖縄での講演を
勧められたことだったということで、藤井さんは
「沖縄各地で今後も講演したい」と意欲を示しています。

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