2014年11月3日(月)放送分
担当は糸数昌和先生です。
琉球新報ニュースです。
海洋博公園管理センターは昨日、
人工尾びれのバンドウイルカ
「フジ」が死んだと発表しました。
フジは雌で、推定年齢は45歳。
国内では2番目に長く
飼育されたイルカでしたが、
今月1日に死んだことが確認されました。
海洋博公園管理センターによると
10月初旬から食欲が低下し
呼吸や遊泳が不安定になるなど、
体調不良の状態が
続いていたということです。
フジは2002年に病気によって
尾びれの75パーセントを失いましたが、
国内タイヤメーカーのブリジストンの
協力によって開発された
人工尾びれによって
泳ぐ体力を取り戻しました。
その姿が話題を呼び、映画化されるなど
国内でも有名な人工尾びれのイルカとして
親しまれました。
海洋博公園管理センターの
亀井良昭(よしあき)公園管理部長は
「非常に残念だ。でもフジは我々に
いろいろなことを残してくれた」と話し、
今後はフジ飼育の軌跡などをまとめた
パネル展を開催する予定だということです。