しまくとぅばを学ぶ講座『ふぁーふぁ』立ち上げ

方言ニュース 

10月23日 放送分
今日の担当は伊狩典子さんです。

しまくとぅばを学ぶ講座『ふぁーふぁ』立ち上げ

琉球新報の記事から紹介します。

仕事で市民と接する名護市役所の女性職員7人が、
しまくとぅばを学ぶ講座『ふぁーふぁ』を立ち上げ、
このほど開かれた第1回の講座では、基礎的な言葉から学び始めました。

職員らは日ごろの業務や地域行事に参加する中、
しまくとぅばが理解できず困った体験があったことから、
この機会に基礎から学び、会話の中で少しずつ使えることを目標としており、
名護市出身でNPO法人県うちなぁぐち会副理事長の上原仁吉(じんきち)さんが
講師となり、職員らに数や体の部位などの言葉を教えました。

上原さんは「沖縄が、かつては琉球王国だったことを意識することが大事」と
学ぶ心構えから説明を始め、うちなーぐちの発音は日本語と違う「3母音」であることや、
地域によってはp音(パ)、F音(ファ)、H音(ハ)と異なる発音があると述べました。

これを踏まえた上で、職員らは家族や日付、体の部位などおよそ130の単語を
音読しながら学びました。

上原さんは「中年層でもうちなーぐちをわからなくなる人が多い。
若い世代が学ぶことで、話せる世代をつないでほしい」と期待していました。

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