方言ニュース 2014年10月22日(水)
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事からお伝えします。
琉球王国最大の聖地とされ、
近年はパワースポットとしても人気も高まり、
連日にぎわう斎場御嶽ですが、
その一方で、触れてはいけない香炉や壷に触れたり、
聖地にふさわしくない服装で訪れるなど、
マナーを守らない来場者が目立っています。
御嶽内で巡回・案内をおこなう
「南城市ガイド・アマミキヨ浪漫の会」の
屋比久一男さんは先月、
巨岩が重なる三庫内に置かれた香炉の一つが
大きく欠けているのに気付いたということで、
「触れるのはご遠慮くださいと書かれた立て札が
すぐ横にあるにもかかわらず、香炉の上に乗り、
久高島の写真を撮る人も多い」と指摘し、
「香炉がひっくり返っているのをよく見かけ、
そのたびに元に戻していたが、
まさか欠けるとは」と困惑しています。
さらに、神聖な場所にもかかわらず、
水着に上着を羽織っただけの格好や
ピンヒールを履いて来る人もいるということで、
南城市観光協会は
「市は斎場御嶽を観光地ではなく
あくまで聖地として位置づけている。
来場者の理解や協力がないと環境を維持できない。
今後もマナーの徹底や強化を図りたい」としています。