区内放送で児童が音読、30年以上続く

方言ニュース  2014年10月15日(水)
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事からお伝えします。

宜野座村の宜野座、惣慶、漢那の
三つの区では、区内放送のスピーカーで
児童が音読する「夕読み放送」が盛んです。

午後5時頃、
「こんばんは。夕読み放送の時間です」と、
夕焼け空の集落に子どもの元気な声が響き渡り、
人前で堂々と話すことができるようにと
始めた活動は「ないと寂しい」という声もあるほど、
なじんでいるということです。

このうち、惣慶区は30年以上
途切れることなく続いており、
平日の午後3時から5時頃までの間、
小学1年から6年の児童が  
国語の教科書を中心に音読します。

去る9日は上地舞姫瑠さんと
仲栄真みるりさんら5人が
放送室のマイクの前に立ちましたが、
仲栄真さんは「みんなに聞かれるから
緊張する」と恥ずかしそうに話し、

上地さんは
「漢字の読みが苦手だから頑張りたい」と
意気込んでいました。

また、漢那区は漢那小学校を中心に
およそ20年続いており、
2007年に一時休止したものの、
「子どもたちの声を聞きたい」との地域の声が強く、
去年、6年ぶりに復活しました。

仲本仁区長は
「人前で話せるようになることは必要。
継続は力なりでこれからも続けていきたい」と話しています。
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