10・10空襲から70年 ピースウォーキング開催

方言ニュース 
2014年10月6日(月)放送分

琉球新報の記事から紹介します。

旧那覇市の9割が焼けたとされる
10・10空襲から今月10日で
70年になるのを前に、

沖縄戦を知るピースウォーキングがきのう、
那覇市内で開かれ、
参加者は空襲体験者の話を聞きながら、
3時間かけて6キロの道のりを
歩きました。

このうち、空襲で焼けた
県立第二高等女学校の校舎があった
松山公園を訪れた際、
参加者らは当時、県立二高女2年生だった
武村豊(とよ)さん(85)歳から
話を聞きました。

武村さんは「誰も本物の戦争になるとは
思わなかった」と振り返り、
避難していた墓から出た時、
焼け野原となった那覇の街が見え、
「まさか那覇がこうなるとは
信じられなかった」と話しました。

また、武村さんはその後の地上戦で
母親と姉を亡くしたということで、
「子や孫に同じ思いをさせたくない」とも語りました。

宜野湾市から参加した
高校教員の宮城千恵さん(55)歳は
「小学生も参加していて感動した。
もっと戦争のことを勉強して
子どもたちに伝えていきたい」と
話していました。(了)

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