イチハナリアートプロジェクト 伊計島在住作家のアート登場

方言ニュース

9月11日 放送分
今日の担当は
伊狩典子さんです。

イチハナリアートプロジェクト 
伊計島在住作家のアート登場

琉球新報の記事から紹介します。

うるま市の伊計島で開会中の
イチハナリアートプロジェクトで、
後期の開幕から伊計島在住
作家のアートが
登場しています。
作者は伊計老人クラブ会長の

吉岡強さん72歳です。

岡山県出身の吉岡さんは、
妻が伊計島出身だった縁で
移り住み30年以上になります。
車で本島へ通勤を重ねた
サラリーマン時代を卒業し、
貝殻やサンゴでオブジェを
制作する世界に余生を
ささげようとしましたが、
地域に請われ、
自治会や老人クラブ活動に
力を注いできました。

60歳の還暦と同時に
自らの工房を立ち上げたものの、地域活動に専念したため、
工房は中途半端になり島での
アート展に触発され
「最後のチャンス」と、
自作の旧伊計島小中学校会場内の「おばぁ喫茶」に
展示しました。
出展した作品は
「沖縄のニライカナイ」が
テーマで、海岸を散策し、
収集した貝殻やサンゴの破片を重ね、人魚を思わせる構造物に仕上げました。

吉岡さんは「半世紀近くお世話になり、幸せをくれた伊計島への恩返しと、作品を見る人が
幸せになってくれればいい。
美しい自然を背景に、
アートで島を飾り続けてほしい」と話しています。

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