島豆腐の消費減少傾向続く

琉球新報の記事からお伝えします。

沖縄を代表する島豆腐の消費量と製造業者が減り続けています。

沖縄総合事務局によりますと、
1世帯あたりの支出額は全国に比べて高くなっていますが、
県全体では2009年をピークに3年連続で減少し、
那覇市も2009年をピークに減少が続いています。

後継者不足や経営難から、県豆腐油揚商工組合の組合員数も
1965年の設立時の179業者から、
現在、82業者まで減少しています。

総合事務局の「島豆腐に関する調査」によりますと、
消費者の9割以上が島豆腐に対して
「健康に良い」「沖縄の伝統的な食品」というイメージを持っていますが、
7割以上が1パックあたりの量が多いと回答しており、

総合事務局は、食文化の変化や
1世帯の人数の減少が影響していると分析し、
消費拡大に向け島豆腐のブランド化や
新たな調理法の提案、小分けにして売るなどの商品の大きさの
工夫などを提言しています。

組合の平良恵美子事務局長は
「島豆腐は沖縄の伝統的な食文化であり、健康にも良い。
観光客にもPRすると同時に、
小分け販売などお客さまの要望を取り入れ、
豆腐の消費量を増やしていきたい」と
話しています。
再生