旧盆最終日のウークイ

方言ニュース
2014年8月11日(月)放送分
担当は、糸数昌和先生です。

琉球新報の記事から紹介します。

旧盆最終日のウークイとなった昨夜、
県内各地の家族が
祖先の霊を見送りました。

このうち、那覇市首里久場川町の
宇久(うく)朝(ちょう)吉(きち)さん(82)歳宅には、

生後10カ月から82歳までの
親族30人が集まり、
仏壇から香炉、もちなどの供え物を下ろし、グーサンウージ(サトウキビのつえ)を
添えると、
朝吉さんの掛け声でウートートーし、
若い孫や小さいひ孫たちも、
目をつぶって
懸命に手を合わせていました。

宇久家はこの日参加できなかった家族を   
含め、一族は50人で、
朝吉さんは「楽しく気持ちよく、
祖先をお送りしている。
これからも皆が
元気で幸せであるように」と
親類一同の健康と
幸福を願いました。

毎月の親族模合、忘年会や新年会開催と、家族行事に事欠かない宇久家では、
盆正月の前には7人の孫が必ず
朝吉さんの家の掃除をするということで、
宇久家に嫁いで20年以上たつ
長男嫁の尚美(なおみ)さん(58)歳は
「孫やひ孫を喜ばせたいという
お父さんの人柄で、
みんなが集まって来る」と
笑顔で話していました。(了)

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