「しまくとぅばを使う」は2年連続最低を更新

2022年5月26日(木)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

県文化観光スポーツ部はおととい、
昨年度のしまくとぅば県民意識調査の結果を
発表しました。

しまくとぅばの使用頻度について
「あいさつ程度以上に使う」と回答した割合は
28.65%と3割を切りました。
2年連続で過去最低を更新し、
前の年の43.2%から
14.6ポイント減少しました。

しまくとぅばが「よく分かる」
「ある程度分かる」と回答した人の割合は、
前の年に比べて14.9ポイント減の
55.3%となりました。

自分の出身地のしまくとぅばを
「知っている」と回答した割合は、
宮古が62.4%と最も高く、
沖縄本島北部と中部がそれぞれ51.3%、
南部が48.6%、八重山が35.6%となっています。

ビジネスや公共の場でしまくとぅばを使うことについて、
肯定的な回答は34.4%、否定的な回答は33.9%、
「どちらともいえない」は31.2%でした。

県はしまくとぅばを話す世代が
年々減少しているほか、
コロナ禍でしまくとぅばの話し相手となる
友人や知人と会う機会が減ったことが
影響していると説明し、宮城部長は
「しまくとぅばを主に話す世代がいる間に、
音声を組み合わせた教材を提供することで、
より慣れ親しんでもらうなど取り組みを進めたい」
と話しました。

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