大麻摘発10代が過去最多

2022年5月25日(水)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

大麻取締法違反の去年の摘発件数は150件、
摘発者は149人となりました。
これは県警のまとめで分かったものです。

摘発者は過去10年で最も多く、
このうち、10代は36人で
全体のおよそ24%を占め
過去最悪となりました。

沖縄は摘発者の10代の占める割合で
全国をおよそ6ポイント上回り、
10代の薬物汚染は
深刻な状況にあるとみられます。

一方、去年に県警が押収した乾燥大麻は
およそ1271グラムで、
前の年のおよそ4172グラムから
減少しましたが、大麻から
幻覚成分THC=テトラヒドロカンナビノールを抽出した
「大麻濃縮物」の押収が急増しました。

大麻リキッドなどの「電子たばこ用大麻濃縮物」の
押収量はおよそ17グラム、
大麻ワックスなどの「その他の大麻濃縮物」は
2163グラムで、乾燥大麻の押収量を上回りました。

県内の大麻事情に詳しい男性によりますと、
携行しやすく、臭いが少ないとされる
リキッドやワックスが若年者に好まれる
傾向にあるということで、
「ここ数年、学生や会社員など一般の人が
大麻を持っていることが目に付く」
と話します。

県警は、引き続き薬物事犯の根絶に向けて
取り締まりを徹底し、
総合的な対策を講じていくとしています。

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