ガソリン値上げ、経営立ち行かぬ

2022年2月28日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

ガソリンなど燃料価格の高騰について、
深刻な打撃を受けている県内の関係者からは
今後のウクライナ情勢の悪化などで
さらに影響が拡大することを
懸念する声が上がりました。

県石油商業組合・県石油業の玉城理事長は、
「仕入れ値が上がっていて、
価格に転嫁せざるを得ない」
と話します。

新型コロナウイルスの影響で観光客の
レンタカー需要が大幅に減少しているところに
価格高騰が重なり、
販売数量も右肩下がりになっており、
「元々薄利多売の商売だが、
さらに利益が薄くなっている」
と苦境を訴えました。

政府は、ガソリン税を軽減する
「トリガー条項」の凍結解除も含め
対応策を検討していますが
玉城理事長は
「ウクライナ侵攻もあり、
心配な材料が増えていく一方だ。
政府により強力な支援を求めていくしかない」
と話しました。

また、県トラック協会の宮平専務理事は
「これ以上高くなると経営が
立ち行かない企業が出てくるのではないか。
そうなると物流が滞ってしまう」
と懸念し、
「政府は元売りに補助をしているが、
効果が出ていない。
小売りまで影響するように補助してほしい」
と話しました。

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