タクシー乗務員が減る

2021年1月17日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

新型コロナウイルス感染症の影響で、
感染リスクなどを理由に
県内のタクシー乗務員が減っています。

県ハイヤー・タクシー協会によりますと、
おととし3月末時点で6747人だった
乗務員数が、去年11月には
およそ10%減の6068人となっており、
退職者とは別に休職も
200人ほどいるということです。

沖縄のタクシー乗務員は
前期高齢者に当たる65歳前後が多いため、
新型コロナの感染リスクを懸念する乗務員が増え、
中には基礎疾患があることで家族が業務の
継続に反対するケースも出てきているということです。

昼勤務でほぼ毎日出勤している
60代の女性タクシー乗務員は
「本当はコロナが怖いし休みたいが、
独り身だしどうしても生活費を
稼がないといけない」
と話し、感染に細心の注意を払い
運行を続けています。

一方、那覇市内のタクシー会社では、
自身のコロナ感染の懸念や
一緒に住む高齢者にうつすことを心配し、
60代から80代を中心に
およそ20人が退職しました。

担当者は
「昨年末の経済の回復期は
会社の電話は鳴りっぱなしだった。
今は売上も減っており、かなり厳しい」
と話し、新変異株「オミクロン株」による
感染急拡大に頭を悩ませています。

再生