レプトスピラ症が宮古で初確認

2021年11月24日(水)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

県ワクチン接種等戦略課は17日、
宮古地域で初めてレプトスピラ症が
発生したと発表しました。

感染したのはいずれも宮古島市の
60代男性と80代男性です。
60代男性は治療後に退院し、
80代男性は入院しました。

レプトスピラ症はネズミやマングースなど
野生動物の尿の中に存在する
レプトスピラ菌が病原で、
汚染された水や土壌に触れるなどして
人に感染します。

60代男性はネズミに指をかまれたか、
はだしで農作業中に感染した可能性があります。
80代男性の感染経路は調査中ですが、
普段から農作業をしていて、
自宅でネズミと接触することもありました。

レプトスピラ症は主に川遊びなどで感染し、
県内では北部や八重山など川が身近にある
地域での感染例が多いということですが、
宮古地域は川が少なく、
汚染された水との接触機会があまりないため、
感染が確認されていなかったとみられます。

感染すると頭痛や発熱、
筋肉痛などの症状があり、
重症になると腎機能障害などが現れ、
治療しないと死亡することもあります。

県は野生生物との接触を避け、
農作業中も手袋や長靴を着用するよう
注意を呼び掛けています。

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