運転代行、人手不足

2021年11月22日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

新型コロナウイルス感染防止に関する
県の独自措置が解除され、
飲食店などで飲酒する機会が増える中、
自動車運転代行業者の不足が
深刻となっています。

県の緊急事態宣言などに伴う
飲食店の営業自粛要請を受け、
商売をたたむ個人事業者や
従業員が離職する業者が相次ぎ、
需要と供給がマッチしていないということです。

県内は、県警に登録された
認定自動車運転代行業者が9月末時点で
およそ720業者を数え、
全国最多となっています。

認定業者数はコロナ前と比べても
ほとんど変化はないものの、
業界の多くが個人経営の小規模事業者で、
廃業申請を提出しないまま営業休止する
ケースも少なくないということです。

那覇市内で事業所を営む60代の夫婦は
「去年7月以降アルバイトが5人辞め、
今は自分たちしかいない。
予約の電話はひっきりなしだが、
全く手が回らない。特に週末は予約が集中し、
配車まで1、2時間待ってもらうことも
ざらだ」
と嘆きます。

全国運転代行協会県支部の新崎勝吉支部長は
「配車予約ができなかったり、
待ち時間があまりにも長かったりすると、
我慢できず飲酒運転する人が出てしまう」
と危惧し、協会としても対策の検討が必要だと述べました。

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