伊江島の落花生、去年を大幅に上回る収穫

2021年10月20日(水)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

伊江島名産の落花生の今年の収穫を終え、
村内の生産量は去年を
大幅に上回る見通しとなりました。

伊江島の落花生は近年、
ほとんどが自家用で作付けされ、
出荷用としては毎年数百キロ程度でしたが、
おととしに「地域おこし協力隊」に着任した
千葉県出身の中村慎吾さんが中心となり、
落花生栽培の協力者を募り種を配布しました。

村では今年から落花生の莢もぎ機や
殻割機などを導入し、
他の作物と繁忙期が重なる農家に代わって
出荷作業を請け負う事業を試験的に始め、
農家の負担軽減と出荷拡大につなげました。

人手を要する作業は去年から継続している
農福連携の実績を生かして、
今年も福祉作業所と連携し行いました。

今年はおよそ30件の農家が協力し、
出荷用だけでおよそ2トンが集まり、
一般向けの生落花生の販売は行わず、
村内を中心に加工業者や卸売業者向けに販売されます。

中村さんは
「多くの農家の協力で今年の出荷量は増えたが、
村内だけでなく村外からも問い合わせがあり、
まだ足りない状況だ。
伊江島といえば「落花生」と
全国に認知してもらえるよう、
来年以降もさらなる生産拡大を図りたい」
と意欲を見せました。

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