天願川両岸 桜並木に

2021年10月19日(火)放送分

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

久貝英世さん(72)歳と
平川昭子さん(66)歳のきょうだいは、
うるま市の天願川の両岸を桜並木にしようと
十数年前から植樹活動を続けています。

これまでに400本の苗木を植え、
現在も週5日通い、剪定作業や
周囲の草刈りに汗を流しています。

うるま市に住む平川さんが散歩中に、
天願川下流域のヌーリ川水面に映る桜を見た時、
「とてもきれいだったので、
そんな風景が広がればいいなと思った」
ことがきっかけでした。

那覇市に住む久貝さんと
「うるま市ヌーリ川桜会」を立ち上げ、
助成金や寄付で川沿いの1・5キロに
600本の桜を植え、開花に合わせ、
毎年「桜並木めぐり」を開催しています。

その後、天願川でも同様に植樹を始め、
最初は土手があるのか分からないぐらい
草がぼうぼうだったということですが、
行政の協力も得て、現在では遊歩道として
散歩もできるまでになりました。
「ヌーリ川と合わせ千本の桜を」が
目標でしたが、既に達成し、
来年には天願川でも「桜並木めぐり」を
計画しています。

「体力の限界までは植樹を続けて、
たくさんの人に愛でてもらえる景色にしたい」
と久貝さんが語ると、
平川さんも嬉しそうに頷いていました。

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