渡具知さん水難の2人救助

2021年9月17日(金)放送分

担当は林京子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

名護市東江の琉球リハビリテーション学院
2年生の渡具知仁来(にらい)さんは
名護湾の沖合に流された中高生の兄弟2人を救助しました。

幼少期から父親とカヤックやSUPなど
マリンスポーツに親しんできた渡具知さん。
台風6号が過ぎ去った後の
7月25日の夕方、
名護湾を臨む自宅前で掃除をしていたとき、
数人が沖合に流されているのに気付きました。
父親に指示されカヤックにライフジャケットと
ロープを積み、
海岸からおよそ150メートル離れた
海上までたどり着くと、
必死に漁具の浮きにつかまっている
兄弟が見えました。
1人は話せる状態でしたが、
1人は衰弱している様子だったということです。

この日は中高生ら15人ほどが遊泳しており、
最初に1人が流され、
3人が救助に向かいましたが
全員が流されました。
4人のうち、渡具知さんが岸から最も遠くまで流された2人を、
1人は名護市消防署水難救助隊が救助し、
残る1人は自力で岸に上がり、
全員無事でした。

名護市から感謝状が贈られた渡具知さんは
「流された人たちが助かっただけでうれしい」
と笑顔を見せ、
「ライフジャケットやカヤックがあるので
怖くなかった。台風の後も波は高いので、
遊泳はやめた方がいいと思う」と話しました。

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