土器や勾玉新たに展示

2021年9月7日(火)放送分

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

石垣市立八重山博物館はこのほど、
常設展の考古展示の一部をリニューアルしました。

近年の研究報告の成果を踏まえて、
土器や勾玉、陶製の人形など
およそ35点を新たに展示しています。

新たに展示した考古資料の一つに、
登野城遺跡から発掘された勾玉とビーズがあります。
400年から600前の中森期のものとされ、
新生児の人骨の首付近から出土しました。
副葬品とみられるということです。

博物館によりますと、
勾玉が人骨と共に出土する例は珍しく、
当時の人々の身なりの記録として
貴重だということで、
親子で訪れていた小学2年の男の子は
「いつ作られたものなのか気になった。
誰が作ったんだろう」
と興味津々の様子でした。

また、八重山博物館では合わせて
染色資料の展示替えも行いました。
八重山上布の着物などを新たに展示しています。

担当者は
「市民が何度も来たくなるような博物館を
目指している。
今まで展示していなかった資料を
展示しているので、ぜひ見に来てほしい」
と話しました。

博物館の開館は午前9時から午後5時で、
月曜日は休館日となっています。

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